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中国産原料を使った青汁は危険?見分け方と違いを法的・歴史的立場から検証

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前提として、この記事は「中国産だからとりあえずダメ!」といった安易な中国産批判をするものではありません。

食に関する法的・歴史的な立場から、中国産をはじめとした海外産と日本産を比較し、論じています。そのため、同じ中国産でも安全な食材が多いのも事実ですので、誤解なきようお願いします。

その上で、この記事は、

  • 中国産に良い印象がないけど、なんでダメなのか具体的には知らない
  • 取りあえず国産が良いって思ってるけど、大丈夫?
  • 健康にお金をかけてるから、本当に安心できる食材で作られた青汁だけを飲みたい

といったことを知りたい方向けの記事になっています。まずは食に関する中国産の状況と、関係する法律・加工・検品の体制、日本国内の事情についておさらいし、その後、見分け方やおすすめの青汁を紹介していきます。

本当に「中国産」は危険なのか?

疑問

  • 2007年・・・中国産の輸入ウナギから発がん性物質である合成抗菌剤「マラカイトグリーン」が検出される。
  • 2008年・・・中国産の輸入冷凍餃子を食べた男性が食中毒をおこし、重体となる。この時は事態を重く見た厚労省は他の冷凍餃子も調査し、同じく有機リン系の農薬など毒性の強い農薬が多量に残っている食品が市場に出回っていたことが判明。
  • 2013年・・・中国の食品加工工場で落ちた肉や、賞味期限切れの食材、古い油を再利用して加工した食品が作られていたことが判明。

挙げれば枚挙にいとまがありませんが、大きくニュースなどで報道されたので覚えている方も多いのではないでしょうか。

やっぱり中国産ってだけで危険じゃん

と思うのは早計です。なぜなら、これと同じくらい危ない食品問題を日本企業もおこしているからです。

  • 2001年・・・雪印・日本ハム・伊藤ハムなど複数の食肉卸業者が外国産の牛肉を国産と偽り販売。補助金も不正に受け取っていた事件。
  • 2015年・・・業務用食材卸売会社ヒット仙台が冷凍加工食品の賞味期限を改ざん。
  • 2016年・・・記憶に新しい京都の食肉加工会社「都ジャパン」の鶏肉、産地偽装問題。

わかりやすい例を挙げましたが、日本企業も同じく食品問題をおこしており、中国産だから危険、国産だから安心、という考えは安易であることがわかると思います。ただ、上記2つの中国の食品企業と日本の食品企業の問題を比較すると、同じ食品企業が起こす問題でも、中国企業の起こす問題と日本企業の起こす問題は根本的に異なる、ということがわかってきます。

中国の食品企業が起こす問題は生産~加工工程の問題が大半

さきほどの食品に関する事件を見てもわかる通り、中国の食品企業が起こす問題は、食材の生産~加工の工程に問題が集中しています。

つまり、中国産は食品・食材の中身自体に問題がある、のです。

日本では使用が禁止されていたり、少ない用量での使用しか許可されていない農薬が使われていたり、工場で古い肉を新しい肉と混ぜて使用するなどは、食品・食材の中身に影響を及ぼす問題です。産地や賞味期限を偽装したり改ざんの問題とは異なり、そもそも食品自体に問題があるのです。

ちなみに、畑や肥料は一朝一夕では品質が高まりません。農薬を多く使った土は次の食物にも影響を及ぼすため、綺麗な土壌で農作物を生産するのには何年もかかります。

整理すると、中国の食品企業の根本的な問題は、

  • 農薬などの規制が緩い、または薬品によっては存在しない、または使用者の倫理観が低いため、容量を守らない
  • 外からは見えない工場の中の管理者の倫理観が低い
  • 綺麗な土壌を作るのには時間がかかるため、薬物依存の食物が多い

となっています。賞味期限や産地の偽装以前の問題なのです。

日本の食品企業が起こす問題は偽装・改ざんなどの問題が大半

対して日本企業の起こす食品問題は偽装や改ざんの問題がほとんどです。ブランド牛の肉ではないのにブランド牛として販売し、不正に利益を受け取っていたり、外国産を国産と偽って販売し、不正に補助金をもらったり。

これらの多くは、食品自体が問題になることはなく、食品のラベルやブランディングの問題です。

ブランド牛ではない牛肉自体が危ない牛肉ではなく、ただ単にブランド牛よりも美味しくない、というだけです。産地偽装にしても、偽装前の肉が危ない肉ということではなく、ラベルを外国産としていれば問題ありませんでした。

これが中国の食品企業がおこす問題と根本的に異なる点です。整理すると、

  • 中国の食品企業・・・包装前の生産~加工に問題があり、ここに問題があると食品自体の質が低い
  • 日本の食品企業・・・包装後のラベル・ブランドを偽装・改ざんしているため、食品自体の問題ではない

となります。

なぜ中国産と日本産の食品にはこれ程の差があるのか

農地

ここまでの間で、同じ食品企業でも日本企業の問題と中国企業の問題は根本からその問題自体が異なる、ということをご紹介してきました。

それでは、なぜここまで国によって問題が異なるのか。法的な立場から検証していきます。

法源の理解・施行期間が不十分な中国産食品

まず、国によって差はあれど、食品の生産~販売までは、その国の「食品に関する法律(食品衛生法)」に従っていなければなりません。当然、日本も中国も該当の法律が存在し、施行されています。

  • 1947年・・・日本の食品衛生法が施行
  • 2015年・・・改正中国食品安全法施行

上記は日本と中国の食品に関する法源の施行時期です。日本より約70年遅れて施行されています。2015年に施行された改正中国食品安全法は、2009年に施行された中国食品安全法の改正です。2009年の法律に問題があり、中国国内においても問題が多発したため、2015年に改正が行われました。

現在(2017年6月)までに約2年ほどしか中国の食品安全法は施行されていません。つまり、安全を保つための期間が短すぎるのです。

例えば、農薬の中には使用したら3年間は同じ土壌で同じ薬品を使ってはいけない、といったものも存在しますが、逆に言えば2015年時点でそれまでの間に連続して使っていた土壌で育まれた生産物の中には、今市場に出回っているものもあるかもしれない、ということです。

具体的に言えば、2015年時点で汚染された土壌の穀物を干して、2015~現在までの間で牛や豚の肥料として使っていれば、当然、その牛や豚の体内に農薬が蓄積されており、それを食した人間にも影響を及ぼす、といった危険性も十分に考えられます。

農作物や畜産物は生き物です。食品に関する法律は施行したからといって一朝一夕で農家や畜産家、工場で徹底されるわけではなく、法源を理解させ、管理の徹底と十分な施行期間が必要なのです。

法的に日本産は高品質、中国産は低品質になりやすい

なぜ、日本産=高品質、中国産=低品質になりやすいのか。

結論から言うと、

戦後の日本の農家保護の法制定により、人口に対して農家(農業従事者)の割合が多いのに、土地(農地)は少ない、からです。

ちなみにアメリカで比較すると、アメリカの農地は日本の20倍ですが、農家の戸数は日本480万戸、アメリカ270万戸と少ないのです。つまり、狭い土地に多くの農家がいる日本は、農地の面積が狭く、そのため大量生産が出来ません。

よって、日本産の農作物はブランドや品質を高くして利益を得るしか競争力を保つ道がないのです。

  農業従事者1人当たり耕地(ha) 穀物自給率 農業従事者比率/国民数 土地生産性(ha)
日本 0.03ha 22% 4.6% 3.06
中国 0.1ha 98% 49.8% 3.6
アメリカ 0.66ha 140% 2.2% 1.98

※総務省「日本統計年鑑2002年」、「世界の統計2001年」より作成

中国は日本よりも農業従事者が10倍以上多いにも関わらず、農業従事者1人当たりの土地も3倍ほど多いです。つまり、農地・農業従事者ばかりなのです。加えて、日本は緩やかながらも農業従事者は減っていき、さらに安い農作物が生産されなくなりますが、中国は「農村戸籍」という農業従事者は簡単に都市に戸籍を移したり、農業を辞めたりすることができない制度があるため、引き続き大量生産を続ける体制は続きます。

ちなみに農地面積だけでいえば、中国は日本の100倍以上の面積があります。アメリカは日本よりも農業従事者は少なく、1人当たりの土地は多いため、大規模農業の見本のような国と言えます。

以上のことから、

  • 日本では大規模農業ができず、ブランドや高品質な生産物を作って利益を上げざるを得ない
  • そのため、普段食べる安い食品の競争力は著しく低く、海外産に"依存"せざるを得ない
  • 日本は食品を多く輸入しなければ生活できず、中国は農業従事者が多く、輸出をしなければ農家を養えない
  • 中国はブランド・高品質品では日本の農家に競争力で劣るため、低品質だが安い食品を大量に売るしかない

ことがわかります。

つまり中国産と日本産は住み分けが完全になされており、互いに競争を避けているため、普段口にする食品の多くは中国産にならざるを得ないのです。

安心して青汁を飲むために中国産を避ける見分け方

これまでのことを整理すると、中国産の原料を使った青汁を見分けるには、以下の方法しかないことがわかります。

全て国産100%の原料で作られている青汁を選ぶべき

ちなみに、製品の原料の51%が国産であれば日本国産と表示できてしまうため、100%でなければ日本産ではない、と疑っても問題ありません。逆に言えば、国産100%ではないものは外国産が混ざっている、と言えます。

また、有機JASや農家の方の顔が見える青汁も青汁選びの際の重要な指標としたいですね。生産者の名前や顔、産地がわかるのは重要な安心要素です。

中国産ではない安心できる国産100%のおすすめ青汁

高い効果・効能が期待できる青汁や美味しい青汁の紹介はこちらの記事に譲るとして、ここでは確実に中国産、または外国産の原料が使われていないと間違いなく言える青汁を一例としてご紹介します。

有機原料国産100%やわたのおいしい青汁

やわたのおいしい青汁

おすすめポイント


  ✔ 国産有機原料100%+農家さんの顔・産地がわかる
  ✔ 全額返金保証だから安心して購入可能
  ✔ 50種類以上の栄養素を含み、1食で1日分の栄養補給が可能

デメリットとしては、あまり美味しくないこと。添加物などで味を調整しておらず、原料のみでまろやかさや美味しく感じれるよう工夫していますが、やはり限界があります。

良薬口に苦しと思って、ここは諦め、健康や目的のためと割り切って飲むことをおすすめしています。

もちろん中国産などは使われていませんし、通販にありがちな怪しい料金体系ではなく全額返金保証のため安心して購入できるのも嬉しいポイントです。

まとめ

  • 中国の食品問題は生産~加工の問題、日本の食品問題は偽装や改ざんなど加工後の問題が大半
  • 中国の食品安全法は施行から10年も経っておらず、農家への法源の理解と管理徹底がまだ不十分である
  • 日本の農業従事者は中国の1/10程で、農地面積は中国の1/100以下であり、日本の穀物自給率は22%と低い
  • 日本は穀物自給率の低さから安価な食品を輸入せざるを得ず、中国は安価な食品を輸出せざるを得ない
  • 最も確かな方法で国産の青汁を選ぶ方法は「国産100%」と表記された青汁のみを選ぶことである
  • おすすめの青汁の一例はやわたのおいしい青汁である

当サイトではほかにも農薬や放射能問題における考察も行っていますので、ぜひ参考にしてみてください。

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