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ケールの青汁の全効果・効能・注意点・飲むべき人を詳しく解説!

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青汁_ケール

青汁。と一口に言っても、その主原料には大麦若葉、明日葉、ケールなど様々な野菜が使用されています。

この記事をご覧になっている方の中にも、『主原料が違うのはわかるけど、結局どれを選んだらいいのかわからない。』といった方も多いのではないでしょうか。

健康にいいとされる青汁ですが、改善が見込める効果、効能は原料によって様々です。

ですので、ご自身のお悩みや改善したい症状によって選んで頂く事をおすすめしますが、今回は『緑黄色野菜の王様』と言われるケールを原料とした青汁について、健康効果やそれぞれのリスクについて掘り下げて解説します。

そもそも青汁の原料ケールとは?

ケールはアブラナ科アブラナ属の植物で、一年中栽培可能な強い生命力を持つとされています。その強い生命力から、実は多くの野菜のルーツにもなっています。

あまり知られていないことですが、日ごろから口にしているキャベツやブロッコリー、大根などは、ケールを品種改良して作られた野菜です。

品種改良された野菜には食べやすさを重視した結果、失われてしまった栄養素も数多くありますが、祖先であるケールには、それらが失われることなく豊富に含まれています。

なぜケールは青汁の原料になったのか

ケールと言われると青汁を連想する方が多いと思いますが、なぜ青汁にはケールが使われるのでしょうか?
その理由には大きく分けて二つあります。

まず一つ目が前項でも触れた『生命力』です。
温暖な気候であれば一年中日光による栽培が可能なため、農薬などを使用せずいつでも生産する事が出来るためです。

そして二つ目が『風味』です。
野菜なので直接食べられないわけではありませんが、独特の苦味や渋み、青臭さから食用にはあまり向きません。そのため、スーパーなどでも取り扱いが少ないので、入手手段が限られる。というデメリットもあります。

一年を通して栄養豊富なケールを摂るために、食べるよりも手軽に摂れる方法がないか研究された結果、加工した液体や粉末の青汁が誕生し、現在では主に青汁の原料として使われるようになったというわけです。

ケールの「味」

ケールを語る上で気になるのは、やはり味だと思います。大麦若葉や明日葉が原料となっている青汁と比較しても、ケールが原料となっている青汁は確かに独特の苦みがあります。

「まずい!もう一杯」のフレーズでお馴染みのCMに代表されるよう、認知され始めた1980年台頃の青汁は、原料にケールが使用される事がほとんどだったため、青汁=苦くて飲みにくいもの。という認識が一般的でしたが、近年ではバナナなどのフルーツフレーバーを加えた商品など、飲みやすいものが増えてきています。

ケールはなぜ苦い?

苦味の正体は、スルフォラファンと呼ばれる辛味成分が原因とされています。

ケールにはスルフォラファンが可食部100gあたり100mg(キャベツやブロッコリーの約2倍)含まれており、これは普段スーパーなどで見かける野菜に比べても多い含有量となっています。

そして、このスルフォラファンには、毒素を排出し、体内をキレイにする「解毒酵素」を活性化させる働きがあります。

解毒酵素の主な働き

ヒトの体には、食品や飲料、大気中から解毒機能を持つ肝臓に日常的に有害物質が蓄積されていきます。
肝臓には体外から摂取したアルコール、一部の食品添加物に含まれる発がん性物質などの有害な物質を、からだに影響を及ぼさないよう分解・無毒化し体外に排出する働き(解毒化)を持っています。
解毒酵素は肝臓でこの無毒化を行っている主な酵素です。

不摂生な食生活の方ほどケールの青汁で解毒を!

解毒酵素の実際の働きとしてアルコールを例に挙げると、体内では以下の様な事が行なわれています。

肝臓に運ばれたアルコールは、アセトアルデヒドに分解され、最終的に水と炭酸ガスになり尿やおならとして排出されます。このアセトアルデヒドが有害物質で、過度にアルコールを摂ると分解されずに体内に蓄積され、二日酔いを引き起こす原因となっています。

しかし、二日酔いはある程度時間が経過すると徐々に解消されていきます。これは、肝臓が時間をかけて分解しきれなかったアセトアルデヒドを分解しきったからです。

ですが、アルコールの分解が追いつかない量・頻度で飲酒し、アセトアルデヒドが排出される以上に早く多く蓄積し続けた場合、他にも処理しなければならない脂肪などの分解が出来なくなってしまうため、肝細胞内に中性脂肪がたまり、最悪の場合、脂肪肝などになってしまう恐れがあります。

スルフォラファンを摂取する事により、解毒酵素が活性化するため、短時間でより多くの有害物質の解毒を期待でき、その結果、肝機能の低下を防ぎ、肝臓疾患のリスクを軽減する事が出来ます。

誤解しがちですが、スルフォラファンの持つ機能も、あくまで「補助」になるので、お酒はほどほどに控える事をおすすめします。

ケールの青汁はどんな人におすすめ?

ではどういった方にケールの青汁をおすすめしたいか、原因やメカニズムと合わせ、ケールの青汁だからこそ効果が見込めるという視点から説明していきます。

花粉症の人

日本人の4人に1人が発症しており、“国民病”とまで呼ばれる花粉症。ここでもケールの栄養素は活躍すると言われています。

花粉症のメカニズム

花粉症は、体が本来無害であるはずの花粉を、ヘルパーT細胞が異物(敵)と判断した結果、異物に対抗する抗体(IgE抗体)を生成し、目や鼻といった粘膜、皮膚にある細胞と反応し、くしゃみや鼻水などで防御・排除しようとするアレルギー反応です。

※IgE抗体やアレルギー、ステロイド薬などの説明は下記に詳しく書いてありますので参考にしてください。

IgE抗体の役割とアレルギー反応の抑制方法

花粉症の原因

花粉症を引き起こす植物は季節を問わず様々ありますが、根本的な原因は『敵を倒すための司令塔であるヘルパーT細胞が誤った判断をしている』ということだったんですね。

多くの場合、敵に対して攻撃するので免疫力が高い!と思いがちですが…実は逆です。免疫を司る細胞が間違った仕事をしている=正しい判断が出来ていない=免疫力の調整機能が低い・弱いという事になるわけです。

つまり、慢性的に花粉症を抱えている方というのは、免疫力が低い状態が続いている。とも言えます。症状を軽減・改善するためには免疫力を高め、免疫を司る細胞が正しい仕事をしてくれるよう『体質改善』をする必要があります。

体質改善においては、体内の免疫の約6~7割が存在する腸内環境を整え、免疫機能を高める事が、花粉症対策に対して効果的であると言えます。

青汁で二段構えの花粉症対策!

ケールが花粉症対策として優れているのは、「短期対策」と「長期対策」の2点を満たしているところにあります。

短期対策とは症状の緩和です。
大手総合メーカーのファンケルの研究によると、ケールに含まれる糖脂質、フラボノール配糖体の二つがIgE抗体の働きを抑制するため、ヘルパーT細胞が花粉を敵と判断し生成しても、積極的に反応しなくなる効果が確認されています。これにより、花粉症の症状が出てから飲み始めても症状の緩和効果が見込めます。

長期対策とは免疫力のアップです。
先述の通り、免疫力を向上させるためには腸を健康にする必要があります。ケールには食物繊維や鉄分、ビタミンB12、D以外の全てのビタミンとバラエティに富んだミネラルを豊富に含んでいる事から、摂取することにより腸内環境を改善する効果が期待できます。更に、乳酸菌を多く含むヨーグルト食べながら一緒に飲む事でより大きな効果も期待できそうです。

長期対策に必要な栄養素は、ケール以外の青汁でも摂取可能ですが、症状が出てしまってからの短期対策を含めると、花粉症対策にはケールの青汁が適しているのです。

喫煙者

喫煙には非常に多くの健康リスクがある事で知られていますが、なかなかやめられない方が多く、健康リスクがあるとわかりつつも吸っているのが現状だと思います。

喫煙は女性の大敵!

有名な事実として、煙草1本で100mg近いビタミンCが破壊されるといいます。厚生労働省による、ビタミンCの1日の推奨量は、12歳以上から成人まで100mgとされています。これを見てお分かりだと思いますが、喫煙者の方は1日に必要とされるビタミンCを煙草1本でほぼ全て破壊してしまっている。という事になります。

ビタミンCが不足する事で色素沈着(シミ・そばかすなど)を引き起こすため、コラーゲンの生成を助けることができなくなってしまい、その結果肌の弾力が失われてしまいます。いつでも美しく若々しくいたい女性にとって、肌はとても大事ですが、その肌は喫煙によって徐々に傷つけられているのです。

ビタミンCは日常生活の中でジュースなどからも無意識に摂取しているため、体内から完全に欠乏すると言う事はほとんどありません。大変稀な例ではありますが、体内のビタミンCの蓄積総量が300mg以下となると、出血性の病である「壊血病」を発症してしまう恐れがあります。

※美肌のための肌細胞の生成メカニズムや美肌対策は下記に詳しく書いてありますので、参考にしてください。

肌のバリア機能の低下やターンオーバー不全の原因と対策

煙草と言えばがんリスク

煙草を吸う事で「がんになる」と言われるのは、タールの影響です。なぜなら、銘柄にもよりますが、タールには約4000種類の化合物が含まれていて、その中で約200種類もの物質が人体に有害であると言われているためです。その中には発がん性物質や、発がん促進物質が多く含まれているため、喫煙=がんとなったわけですね。

ちなみに、発がん性物質とは「正常な細胞を悪性腫瘍に変性させる性質を持つ物質」を指します。少しだけ掘り下げると、

  1. 発がん性物質が正常な細胞に傷をつける
  2. 年齢や免疫力の低下などにより修復できなかった細胞ががん細胞へ変性
  3. 1と2が何度も繰り返される事によりがん細胞が増えていく

というサイクルにより発病してしまいます。とても簡単に言うと「がんになる一番最初のきっかけを作る悪いヤツ」なのです。

煙草とがんの明確な因果関係は現在でもわかっていないものの、たばこを吸う人の肺がんの発生率は、吸わない人に比べて男性で4.5倍、女性では4.2倍も高いというデータもあるため、やはり喫煙が体にとって悪影響という結論は妥当なものではないかと思います。

美容にもがん予防にもケールが役立つ

ここでもケールは複合的な理由から活躍が期待できます。まずビタミンCの含有量が非常に多く、喫煙者に限らず美容効果的が高いと言えます。

ただし、喫煙者の場合は「1日に必要とされるビタミンCを破壊している」つまり、非喫煙者の方に比べて多くのより多くのビタミンCを摂取する必要があります。これをケールの青汁のみで補うのはあまり現実的とは言えず、食事の際にパプリカやパセリなどビタミンCを多く含む野菜を摂る事をおすすめします。

また、花粉症の項でも紹介した免疫力の向上がここでも一役買います。発がん性物質により傷をつけられた細胞を修復するには『免疫力』が必要です。ケールの青汁が摂る事で免疫力の向上を促した結果、発がん性物質により傷つけられた細胞を修復する役割が改善・向上する事が見込めます。

禁煙こそが一番の良薬

ケールにより、煙草による悪影響を抑る観点で説明しましたが、やはり喫煙者にとっての最高の良薬は『禁煙』です。百害あって一利なし。と言うように、現時点で煙草には健康上のメリットは全くと言っていい程ありません。それどころか余計に体を傷つけてしまっているのです。

禁煙を考えていらっしゃる方が、無事達成出来るよう心から祈っています。

眼精疲労など目の健康が気になる方

近年、パソコンやスマホの画面を長時間見る機会が増えた事もあり、目の健康についても注目が集まっています。ここでは、目を守るためにケールがどういった働きをするのかをご説明します。

目のトラブル、病気に広く関わる「ルテイン」

昔から、緑黄色野菜をたくさん食べていると病気になりにくいといわれてきましたが、その理由の1つには緑黄色野菜に含まれるカロチノイドにあることがわかっています。

カロチノイドには、太陽光線に含まれる有害な紫外線から身を守る生体防御機構、わかりやすく言い換えると抗酸化作用があります。

そのカロチノイドの中には、目の健康を守る成分ルテインがあることが近年わかってきました。

老化が原因と見られる目の病気、パソコンやスマホの画面の見過ぎによる疲れ目、視力の低下などあらゆる目のトラブルを改善に導くのが、カロチノイドの一種であるルテインです。

ルテインは、体内に吸収された後、そのほとんどが目の網膜と水晶体に蓄積されます。そしてそこで、活性酸素の発生原因となる紫外線や可視光線を吸収し、網膜と水晶体の酸化を防ぎます。

こうして、紫外線などの外部の刺激を受けて発症する事がある白内障や緑内障といった目の病気の予防・改善にも、優れた効果を発揮するのです。

目を守るルテインは不足している

現代の食生活は、ここ数十年で大きく変わりました。肉類や乳製品を中心とした欧米化が進み、その一方で魚や野菜不足が深刻化しています。

食生活の変化によるルテインの摂取不足、パソコンやスマホの普及による目の負担の増加が原因となり、若年層を中心に年々進んでおり、今後目の病気を発生させる元凶となることが考えられます。

ケールはルテイン含有量が緑黄色野菜No.1

数ある緑黄色野菜の中でもケールは多くのルテインを含んでいる事は有名です。

ルテインの推奨摂取量は、明確に定められてはいないものの、1日あたり6~12mgで予防効果が見込めるとされています。商品により多少の差はありますが、これはケールを原料とした青汁を1日1杯(200ml)飲むことで摂取可能な程、ケールには豊富なルテインが含まれているのです。

ケールは不眠症改善に最適?

気持ちを落ち着かせ、安眠に必要とされるホルモンの一つであるメラトニンは、確かにケールに多く含まれています。しかし、その含有量というのは『可食部100gあたり0.0043 mg』と大変微量なんです。それこそ加工された青汁には僅かにしか入っていない=安眠の効果が確認出来るほどではないという事です。

そもそもメラトニンは食品から摂る事はほぼ不可能とされています。ただし、ケールが他の野菜よりも相対的に見て多い事は事実ですので、適していない。とまではいいませんが、効果に関しては眉唾と言わざるを得ないです。

こんな人は飲まないように要注意!

冒頭でも紹介したスルフォラファンは、甲状腺ホルモンの合成を阻害してしまいますので、甲状腺機能に異常のある方にはケールの青汁はおすすめ出来ません。

また、ケールから品種改良で作らたキャベツ、大根、などにも含まれていますので、こういった野菜が並んだ際は十分に注意が必要です。

>まとめ:ケールの解毒酵素は様々な効果が期待できる

少し長くなってしまったので下記に要点のみまとめました。冒頭にもお伝えした事の繰り返しになりますが、主原料により効果や効能は様々ですので、目的に合わせ自分にあった青汁を選びましょう。

■ケール特有の効果

  • 苦味の秘密は解毒を活性化させ毒素を体外へ排出するスルフォラファン
  • 免疫力を高め体調不良を改善し、病気に負けない体を作る
  • 目の保護に特化したルテインにより、現代人の悩みでもある「目の疲れ」の解消

■おすすめしたい人

  • お酒を飲むことが多い方
  • 食生活に不安定な方
  • 花粉症にお困りの方
  • 煙草を吸う方
  • 眼精疲労の方

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